2018年夏に、南アフリカのクルーガー国立公園で野生動物達の虜になってしまったAYAです。虜になりすぎて、次の長期休暇は野生動物達に会いにどこの国に行こうか日々悩む毎日です。

そんな私が野生動物達の魅力を知ったきっかけは、ガイドさんが野生動物のたくさんいる所に案内してくれるゲームドライブや自分たちで国立公園内をまわるセルフドライブでたくさんの動物を見たり、豆知識を聞いたりしたことはもちろんですが、さらに動物のことが知れる「ウォーキングサファリツアー」に参加したことも、野生動物の魅力を知る一つの大きなきっかけでした。

今回はそんな魅力いっぱいのウォーキングサファリツアーを紹介します。

 

ウォーキングサファリツアーって?

photo by pixabay

ウォーキングサファリツアーは、もちろんその名の通り国立公園内を歩いて周るツアーです。え?それってそんなに魅力的?車の方がいろいろ行けて、たくさん動物も見れてお得だし楽しいんじゃないの?と思う方も多いかもしれません。

ですが、実際に動物達と同じ大地を踏みしめることに大きな魅力があるのです。国立公園内は道路と動物達が生活する場所との間にフェンスなんてありませんから、キャンプサイトや休憩所など、決められた場所以外ガイド無しで勝手に車から下車することはできません。

国立公園内をキャンプしながらハイキングするツアーもあるようですが、それには専門の知識なども必要です。

そのため、国立公園内で動物達が生活する場所を自分の足で踏みしめられる唯一手軽な方法は、このウォーキングツアーのみという所にも魅力があるのです。

 

ウォーキングサファリツアー情報(スククーザ)

それぞれのキャンプサイトで催されていると思います。私が滞在した国立公園内で一番大きなレストキャンプでは朝・昼2回催されていました。

・Bush Walks Morning(朝)
時間:6:00〜9:00
料金:545.40ランド(軽食付き)

・Bush Walks Afternoon(昼)
時間:15:30~(約2時間)
料金:433.29ランド
※12歳以下は参加不可

 

まずは集合、そして獣道へ

photo by AYA

今回私が参加したのは昼のウォーキングサファリツアー。出発15分前の15:15に指定場所に集合します。私が参加したツアーには、イタリアからきた高齢の男女3人のグループとベルギーからの親子3人と私たち。

ガイドさんは英語で説明してくれます。小さめのツアー専用車に乗って、今日歩く場所を目指します。向かっている途中も動物の姿を見かけました!

 

「さあ、今日歩く場所はここだよ!」と、降ろされた場所はえ?ここ歩くの?と思うような道があるのか無いのかわからないような茂みの道。動物達が通ってできた道のようです。

ガイドさんもライフルを片手に、「絶対に自分を抜かさないこと。勝手なことはせず、必ず指示に従うこと。歩いている間は大きな音や声で喋ることはしないこと」など、注意事項を説明。

などなど、動物達の生活に足を踏み入れるんだなということをひしひしと感じさせられました。

 

ウォーキングツアースタート!

photo by AYA

さぁ、待ちに待ったツアーのスタートです。予約前に概要を見た時は、植物や花、鳥などを見て解説を聞くツアー。のように説明されていたので、少し退屈そうなイメージでしたが…。

まさかの早速キリンに遭遇!遠くからこちらを見つめていました。こうやって、自分の方に近づいてくるかどうかで敵かどうか判断しているようです。

そしてキリンは水を飲む時、頭に血が上らないように首の辺りに血を貯めておく場所があると、ガイドさんが解説してくれました。

photo by AYA

物音を立てないようにしてゆっくりと近づいていきます。ある一定距離まで近づくと、危険を察知してか群れの方に行って逃げてしまいました。

でも、キリンと私たちの間を隔てるものは無く、同じ地面の上に立っているというドキドキ感。これはウォーキングサファリツアーならではの醍醐味です。

photo by AYA

しばらく歩いて進んでいくと、何やらガイドさんが立ち止まりました。車からは何か動物の糞が落ちているなーとぐらいしか思っていなかった、糞がたくさん落ちている場所。

「これはシロサイの糞で、これはこの辺りが自分の縄張りだと知らしめる為にした跡だよ」と、ガイドさん。糞をした場所に足をこすりつけて、自分の縄張りにする場所を歩き回り、匂いをつけるのだといいます。

そして、糞を見て何を食べたかでシロサイかクロサイの糞かを見分けるのだとか。何気無く見過ごしていたものにそんな秘密があったとは!

もっと見る

ウォーキングツアー中盤に差し掛かり……

photo by AYA

キリンを見かけてから、特に動物は見かけなかったものの、ガイドさん達は常に周りの様子に目と耳を向けています。歩いている途中に大きな岩を発見。

よく見かける岩ですが、どことなくライオンキングの最初のシーンを彷彿させるような岩。

「ここに登って一度周りを見渡してみよう」という感じでみんなで大きな岩に登ってみました。動物たちもこの上に登ったりしてみたのかな。

photo by AYA

遠くを見渡してみると、改めてこの国立公園の広大さに感動します。

photo by AYA

岩から降りてさらに歩いて進んでいくと、遠くにインパラを発見!

photo by AYA

あっという間に姿が見え無くなってしまいました。さすが草食動物。目も良いのですぐに逃げ去ってしまいました。

ライオンやヒョウなどの捕食動物との出会いも期待したのですが、人間が気づくより早く動物達の方が人間に気づくので、会える可能性は低いそう。残念ですが、これが野生動物!と知らしめられました。

photo by AYA

さらに歩いていくと、川のあった跡?らしきものが。今は乾季なので水が干上がりただの草むらになっていました。

水一滴さえも残っていない……動物達も生き抜くのに必死なんだろうなと身をもって感じました。

 

ツアー終盤

photo by AYA

ウォーキングサファリツアーも終盤。車の方向を目指して歩いて行きます。すると何やら湿った浅い大きな穴のようなものを発見。

ガイドさんによると、これは大きな水溜りの跡で、動物達がよく水浴びをする場所で、特に象はこの水溜りの泥を更に掘り下げていくそうです。

気づけばもう夕暮れ。地平線に太陽が沈んでいきます。空は一面オレンジでアフリカにきたんだなぁと感じさせてくれます。動物を探しに行くというよりかは、動物の生活の跡を見に行くというウォーキングサファリツアーでした。

ただ動物を見るだけも楽しいけれど、ウォーキングサファリツアーに参加することで動物が実際に歩いている道や生活の跡を辿ることで、更に動物について理解を深めることができます。

 

帰路について

日も完全に沈んでくる頃、キャンプサイトに戻る途中でサイを発見!サイの糞についてガイドさんが糞の中身が草ばっかりだったらシロサイだよと教えてくれたので、サイを見る視点も変わりました。

「あ!草を食べてるからシロサイ!」と、遠くからでもすぐに分かりました。なんだか動物博士になった気分。

ぜひこのウォーキングサファリツアーに滞在初日、または2日目に参加することをお勧めします。動物を見る視点が180度変わるウォーキングサファリツアーにあなたも参加してみませんか。

もっと見る