こんにちは。突然ですがムルシ族ってご存知ですか?

ムルシ族とはエチオピアに住む唇にお皿をはめた少数民族です。はじめて彼らの写真を見たときにものすごく衝撃を受け、私はどうしても彼らに直接会ってみたくて、エチオピアに行ってみました。

すると、想像以上に独創的なムルシ族のみなさんに会うことができたので、衝撃的な写真と共にムルシ族の魅力についてご紹介したいと思います。

そもそもなぜお皿はめるようになったの?それには悲しい歴史が。

photo by Shoko_Jyaiko

なぜムルシ族は唇にお皿をはめる習慣ができたのか気になりますよね。しかし、お皿をはめているのは女性のみ。その起源を遡ると、19世紀頃アフリカで行われていた奴隷制度。

当時、美しい女性や子どもを産むことができる若い女性は重宝され、奴隷として売買されやすかったと言います。そこでムルシ族の女性は下唇にお皿をはめて、自分を醜く見せて奴隷としてさらわれることを避けていたとのことです。

photo by Shoko_Jyaiko 私が買ったテヴィニア。

唇にはめるために土で作られたお皿は、デヴィニアと呼ばれています。私もムルシ族の村でこのお皿を買うことができましたが、結構重たい…。ムルシ族の女性は15歳前後からこのデヴィニアを着け始めます。

初めは小さなサイズから着け始めて、だんだんと大きなサイズに変えていくそう。今では大きなお皿をはめている女性ほど美しいとされています。それによって結婚時の結納に交わされる、牛の数も増えるようです。

 

ちなみにムルシ族の現在の人口は約5000人。その中でもお皿をはめている女性は500人程度とのこと。更に近年ではエチオピア政府がこの習慣を禁止したらしく、さらにその人数は減ってきてしまっているようです。

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ちなみにムルシ族のその他の特徴として、体にある傷が挙げられます。これはケロイドの一種で、彼らにとってはオシャレの一部。自ら体に傷をつけてわざとこのようにしているとのことです。

 

それではムルシ族のファッションショー、スタート!

私がムルシ村で出会ったかなり独創的なムルシ族の皆さんを紹介します!

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貝殻ママ。赤ちゃんを抱っこしながらどうやって頭の貝殻を落とさずにいられるのか不思議です!

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小高い丘に立ってポーズをして「写真撮って」とアピールしてくるスレンダーな女子。

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黄色い実の飾りがとてもかわいい、お揃いコーディネートをしている親子。

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まだ小さい子どもなのにとてもオシャレ!

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緑の布がとても似合っている子ども。この子はなんと耳にお皿が!!

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オシャレなおばあちゃん。唇からお皿を取るとこんな感じでダラーンとなっています。

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左のボブ風な角ヘアをした女性も、真ん中の方のカラフルな髪の毛の女性もいいですよね!

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みんな違ってみんないい。

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後ろの角を頭に乗せている方のインパクトがなんとも強烈です!

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パンの作り方を見せてくれました。

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こういった器で飲み物を飲むようです。

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おばあちゃんが「カメラはここだよ」と指さして教えてくれている写真。

ムルシ族のみなさん、とてもユニークな写真撮影に協力して下さりありがとうございました!

 

道中で会った衝撃的な他の民族

ムルシ村へ向かう道中は未舗装のガタゴト道をひたすら直進していきます。その道中で、ムルシ族以外でとても興味深い装いをしている民族に出会ったので紹介します。

ちなみにエチオピアには全土で約80の民族が暮らしているそう!

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竹馬に乗る民族、カロ族の子ども。体中にとても面白いペイントをしています。そしてとてもスリムで長身!竹馬をうまく乗りこなしていました。

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なぜか追いかけてきて正直ちょっと怖くなりました……。

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これはハマル族の女性。写真では少し分かりにくいかもしれませんが、彼女たちは赤土にバターのようなものを混ぜたものを髪の毛につけて固め、ボブにしています。

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ハマル族の女性のその他の特徴は、動物の革で作った長いスカートをはいています。

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こちらはバンナ族の男性。彼らはビーズで作ったアクセサリーを身につけているのが特徴です。とてもオシャレですよね。

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少数民族の写真ではありませんが、アルバミンチで見かけた巨大な藁を運ぶ男性。どうやってバランスをとっているか不思議ですよね!

このようにこの旅では道中のいたるところで今まで見たことのないような、大変興味深い人々に出会うことができました。訪れる前は、てっきりムルシ族しか見れないかなと思っていたので、こんなにも他の少数民族の方々を見ることができて大満足でした。

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ムルシ村へのアクセス方法と注意点

続いて、どのようにムルシ族やその他の少数民族に会いに行くことができるかをご紹介します。

まずエチオピアの中でも、ムルシ族をはじめとする少数民族が多数暮らしているエリアはエチオピアの南部になります。私たちは時間がなく、かなりの弾丸旅行でしたが、なんとかムルシ族に会いに行って帰ってくることができました!そのスケジュールは以下の通りです。

アディスアベバ→アルバミンチ→ジンカ→ジンカで一泊→マゴナショナルパーク→ムルシ村

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この行程を細かく説明します。

まず首都アディスアベバから国内線でアルバミンチという街に飛びました(ちなみにバスの場合8時間かかるそうです)。

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そして、そこからジンカという街にいく必要があります。ジンカまではローカルバスも1日1本出ているようでしたが私たちは時間帯があわなかったので、とりあえず、アルバミンチ空港の入り口あたりで勧誘してきた現地の人と交渉し、車をチャーターしました。

ちなみにアルバミンチからジンカまでは366キロメートル離れているそうですが、山道である上に道が悪いため、チャーターした車で片道約7時間前後かかりました。

photo by Shoko_Jyaiko 道中では牛のお散歩に遭遇して一時停止することも。

しかし、この車はおんぼろでシートベルトもなく、座り心地がかなり悪くお尻に痛みが……。さらに空調も壊れていたので窓を開けっ放しに。髪の毛や顔が砂埃で真っ黒になり、喉もとても痛くなりました。

もしムルシ村へ車で行く方は、車のコンディションを確認してから行くことをおすすめします!

photo by Shoko_Jyaiko 観光客が珍しいのか皆手を振ってくれます。

そして、私たちがジンカに着いたのはもう夕方。その晩はジンカのホテルで一泊し、翌朝早くにジンカを出発して約1時間半かけてムルシ村があるマゴナショナルパークに到着しました。

ここで銃を持った護衛隊が私たちの車に同乗!サファリに行くわけでもないのに何故銃を持っているんだ!?となんだか怖くなってきましたが、こういった決まりがあるみたいですね……。

 

そして念願のムルシ村に到着。冷たくあしらわれたらどうしようと思っていましたが、いざ車から降りたらムルシの皆さんがワイワイ近寄ってきてくれました!初めてムルシ族の方を生で見た瞬間の衝撃は、今でも忘れられません。

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ムルシ族のフォトルール

到着するとフォトセッションの始まり!ムルシ族では写真を撮るたびにお金を払わないといけないというフォトルールがあり、料金は全て現金払い。これらはムルシ族の貴重な収入のため、皆写真を撮ってもらおうと必死のアピールが始まります。

子どもたちも「撮って撮って!」と色々なポーズをしてきます。このフォトセッションのために細かい紙幣をたくさん用意しておくことがおすすめです。

photo by Shoko_Jyaiko ムルシ族の子どもたち。

このしつこさに少しがっかりしてしまう観光客もいるようですが、この現金収入で新しい布を買ってオシャレをしたりするようですので、彼らにとってちょっとしたお小遣い稼ぎだと思うと決して嫌な気はしませんでした。

そしてたくさんオシャレをして、世界にその独特な美しさをアピールをしながらムルシ族の伝統を大切に守り続けてほしいなと思っています。

photo by Shoko_Jyaiko ムルシ村の様子。

 

ムルシ族に会ったのは、今でも忘れられない衝撃でした

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ムルシ村にたどり着くまでの道のりは長くとても体力のいるものでしたが、ムルシ族に直接会った時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。

こんな格好をした人たちがこの世界にはいるんだ……と驚きに加えて、自分が今までもっていた価値観についてなど色々と考えさせられる旅になりました。

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だんだんと人口も減ってきているムルシ族。今後ますます会いに行くのが難しくなるかもしれません。

実際、私たちがムルシ村に滞在した時間は1時間弱という短い時間でしたが、後悔などは一切なく、行って本当によかったなと心から思います。あなたもこんな魅力的で衝撃的な少数民族に会いに行きませんか?

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